日本人の80.8%という高い利用率を記録するLINE。スマホの普及と共にLINEを活用したサービスも数多く存在しています。骨董品のLINE査定もその１つで、2015年頃から徐々に導入する骨董業社が増えてきました。今回はこのLINE査定についてご紹介していきたいと思います。

LINE査定はリスク無しで骨董品の買い取り額を調べられる便利なサービス

業者によって多少の違いはありますが、基本的な流れは
LINEで友だち登録→骨董品の写真を送る→査定額の概算が返ってくる
上記のように、限りなく僅かな手間と時間で骨董品の査定額を出す事ができます。そのため骨董業者を自宅に呼ぶことに抵抗感がある方や、相手の顔を見て「その値段では売りません」と言いにくい性格の方には非常にオススメできる査定方法です。また、この査定方法なら大切なお品を持ち運ぶことで紛失・破損する心配もなく、さらに複数の業者へ同時に査定を依頼することも容易になります。

メリットばかりのLINE査定だが骨董愛好家には浸透していなかった

LINEを使った査定や問い合わせは年々浸透しており、多くの業種・サービスで『電話やメールより手軽』であると受け入れられています。ところが、骨董品の買取サービスでは利用率が低く、その比率は貴金属やブランド品の買取・家具家電の買取サービスの20％以下とも言われています。これは査定するものが骨董品だからという理由ではなく、買取サービス利用者の属性として年齢層が高めである事。そして男性である事が要因とされています。LINE査定は非常に便利なサービスですが、馴染みのない手法に対しイメージ先行で「何となく新しい事はしたくない」という方が多いという事情があるようです。

コロナのリスクを避ける手法としてLINE査定という選択がようやく注目される

先述のように骨董愛好家の皆様には「何となく」敬遠されてきたLINE査定ですが、コロナによる緊急事態宣言や外出自粛により利用者が増加傾向に転じています。私たち古美術良のご利用者様を含む骨董業界のLINE査定利用者調査によると、LINE査定を利用した感想は概ね「全然手間がかからなくて便利だった」「もっと早く使っていればよかった」「面倒かと思っていたがイメージと違った」という趣旨の回答が80%を占めているようです。大切なご趣味である骨董品と、大切なご家族に心配をかけずに済む工夫。両立させるために有効な手法として、この機会にLINE査定を体験してみるのも良いのではないでしょうか。