「家にあるアレにそっくり!」「これってそんなに高く売れるの!?」と、色めき立ってしまう読者さんも居るかもしれません。逆に、「あ…オーラが違うわ…」「ウチのはやっぱり安物かな?」と肩を落としてしまう読者さんも出てきてしまうかもしれません。ですがご安心ください。これからご紹介する品々は2020年1月現在で高額取引中のごく一部を参考価格としてご紹介するものです。過去にはボロ雑巾のような布が、実は徳川家康の羽織の一部だと判明し数億円に化けた…という事例もございます。古美術・骨董に詳しく無い方にも楽しんでいただけるよう簡単なご紹介で進めさせていただきます。
実は高額な品が多い『竹花生』
写真は獅子口竹花生。銘は「岩松」です。不白流の祖である川上不白が内箱に、裏千家十五代鵬雲斎が外箱に書付をしている品。古美術良では61万5000円の値を付けています。
掛花入は古美術や茶道などに馴染みのない方でも比較的目にしたことのある物ではないでしょうか。ご家庭やご実家に花入をお持ちの方は是非押入れの奥から探し出してみてください(笑)もちろん花入だから必ず高く売れるという訳ではありませんが、割れていたり箱が無かったりという保存状態でも実は歴史的・美術的価値の高い花入だったという例もあります。銘や箱書などあればLINEで写真を送って査定など活用しやすくなるかと思いますのでチャレンジしてみるのも良いでしょう。
高額査定で驚かれる『向付』
写真は楽焼の蒲公英が可愛い文向付五客です。江戸時代の品として古美術良では12万7千円の根を付けています。
向付は懐石・日本料理と共に広く普及した歴史があり、その使い勝手の良さから近代でも各家庭で普段使いされてきました。調度品の中でも特に日常使いすることを前提に、古美術品としてではなく「安い中古品」として運良く骨董市で購入されたというケースが多い品目です。ところが、しっかり鑑定してみると江戸時代に作られたものであったり有名な窯で焼かれたものであったりと、購入金額からは想像できないほど高額で売れたりするものです。油断しているとご家族がゴミとして処分してしまいやすい品でもありますので、そんな悲劇が発生する前に無料査定を試してみる事をお勧めします。