「我が家に骨董品なんてある訳ない。まして高額で売れるものなんて…」恐らく大多数のご家庭ではこのような認識ではないでしょうか?ところが日本中のご家庭で『いつか捨てようと思ってたガラクタ』だと認識されていたものが実はお宝だったという事例がたくさんあります。「何ゴミで出せばいいかわからないから」という理由で命拾いした骨董品たちの例をご紹介いたします。
意外な高額買取1 お盆
横浜市中区の女性からお電話で査定をご依頼いただいた汚れが酷い漆塗りの朱色のお盆。とてもご家庭で使われる事は無さそうな雰囲気で、まさに近々捨てられるために冷蔵庫の裏のスペースに転がっていました。奥様いわく
「義母さんが若い頃にどこかの蚤の市でタダ同然でもらってきたらしく、義母さんも古いから捨てようと言っていたものです」
という経緯のお盆。鑑定の結果、実はこれが明の時代に作られた中国美術の品。状態が悪い品でしたが8万円で買取らせていただきました。
意外な高額買取2 鉄瓶
横浜市戸塚区の一軒家のご主人から査定のご依頼をいただいたのは、内側も外側も錆が目立つ見るからに古く汚い鉄瓶。子供の砂遊びにでも使われたのか、なぜか中から土や枯れ草が出てくるような状態で物置の隅に置いてありました。
「亡くなった祖父が火鉢と一緒に使っていたものです。火鉢は邪魔なので捨ててしまい、この鉄瓶も捨てたつもりでしたが…こんな所に落ちてたんですね(笑)」
ご主人は存在にすら気づいていなかった古く汚れた鉄瓶。こびりついた土を拭ってしっかり鑑定してみた結果、まさかの亀文堂鉄瓶さらに中期の作と判明。こちらも状態はよくありませんでしたが11万円で買取らせていただきました。
意外な高額買取3 根付
藤沢市のマンションにお住まいの男性から出張査定をご依頼いただいたのは、ジャムの空き瓶いっぱいに詰められていた様々な根付。これが根付という事もご存知なかったご主人が子供の頃にキン消しと戦わせたりおはじきとして遊んでいた物だとか。値段がつかないガラクタだと諦めゴミ捨て場に置いていたそうですが最後のチャンスという事で出張査定のご連絡をいただきました。
「私が子供のころから家にあり、ボロい人形だなと思ってました。一度メルカリに出品してみたんですが1,000円でも誰も買ってくれなかった品なんです。」
明治〜昭和初期の玩具だったらラッキーだなという気持ちでご訪問しましたが、ジャムの空き瓶から出し1つ1つ鑑定してみると、まさかの木彫り・牙材・鹿角・象牙など様々な素材で作られた根付の数々でした。大小あわせて17点の合計ですが素晴らしい細工ものもあり47万円で買取らせていただきました。
意外なものが高価な骨董品かもしれません
ここでご紹介した事例は買取事例のごく一部ですが、共通して言えることは「まさか高価なものだとは思わず捨てるつもりだった」という点です。断捨離やミニマリストといった極端な話でなくとも、古く汚いから衛生面が気になり捨ててしまうというパターンも実に多いのです。そういった品々は貴方自身が捨てずともご家族が捨ててしまうリスクを抱えています。せっかくの宝物をゴミとして処分されてしまう前に、骨董品としての価値を確かめるためにも無料査定を活用してみましょう。